こんにちは。この記事を書いた山縣(やまがた)です。 外壁塗装集客支援専門です!
ここ最近、塗装業界では「また値上げです」「材料が入ってきません」という話を聞くことが本当に増えましたね。
シンナー、下塗り材、シーリング材。
以前までは“普通に注文すれば届く”のが当たり前でしたが、今はそうではありません。
しかも厄介なのが「いつ改善するのか分からない」という点です。
一時的な問題なのか。
それとも今後も続くのか。
正直、誰にも分かりませんね。
ですが、現場レベルではすでに深刻な影響が出始めているんです。
今回は、実際にゆいまるWebのパートナー業者さんから聞いたリアルな話をもとに、今塗装業界で何が起きているのか、そしてこれからどんな会社が残っていくのかをお伝えします。
目次
動画でも解説
下塗り材やシーリング材が入らず、現場が止まった

最近、神奈川のパートナー業者さんからこんな相談がありました。
「下塗り材とシーリング材が入らなくて、自社現場が止まっています」
足場は組んである。
職人も動ける。
お客様との契約も終わっている。
でも、材料がない。
つまり工事が進められない状態です。
しかも塗装工事というのは、材料が1つ欠けるだけで全部止まりますよね。
下塗りがなければ中塗り上塗りに進めません。
シーリングが終わらなければ塗装できません。
現場は“部分的に止まる”のではなく、“全部止まる”ことが多いんです。
これ、かなりキツいですよね。
お客様への説明もしなければいけない。
近隣への配慮もしなければいけない。
職人のスケジュール調整もしなければいけない。
しかも、材料が「いつ入るか分からない」。
これが今、現場で起きているんです。
一番怖いのは「施工完了できない=請求できない」こと

塗装業界って、工事が終わらないと請求できないケースが多いです。
つまり、現場が止まると売上も止まります。
これが本当に怖い。
例えば、
職人は動いている
足場代もかかっている
ガソリン代も上がっている
車両費もある
事務所家賃もある
借入返済もある
でも、入金はゼロ。
これ、かなり危険な状態です。
特に今まで順調だった会社ほど「忙しいのにお金が入ってこない」という経験をしていないケースも多いと思います。
ですが今後は、仕事がある=安心ではなくなる可能性があります。
むしろ怖いのは「現場は動いているように見えるのにキャッシュが止まる」ことです。
塗装業はキャッシュ商売ではありません。
完成して、請求して、入金されるまで時間があります。
だからこそ、今回のような材料不足は想像以上に経営へダメージを与えます。
「配送業を始めようかな」という相談もあった

実際にパートナー業者さんから「この先不安だから、配送業でも始めようかなと思っていて」という相談がありました。
それくらい、先が見えない状況になっています。
もちろん、すぐに塗装業界が終わるとか、そういう話ではありません。
ただ、今までのように、
とにかく拡大する
職人を増やす
車両を増やす
広告を回す
売上を追いかける
このスタイルだけでは危険な時代に入っていると思います。
実際、その業者さんにはパートナー配送会社をご紹介しました。
もちろん本業の塗装を続けながらですが、“別の収入源を考える”という動きも今後増えていくかもしれません。
それほど今の状況は、現場の人たちに不安を与えています。
これから特に危ない塗装会社の特徴

ここからは、僕個人的に「これから厳しくなる可能性が高い」と感じる会社の特徴を書きますね。
① 固定費が大きい会社
固定費が重い会社はかなり危険です。
例えば、
大きな事務所
ショールーム店舗がある
車両台数が多い
職人を大量に抱えている
毎月の広告費が高い
こういう会社は、売上が止まった瞬間に苦しくなります。
固定費は待ってくれません。
材料不足で現場が止まっても、支払いだけは毎月来ます。
② 規模拡大を急ぎすぎた会社
ここ数年、塗装業界はかなり景気が良かったと思います。
問い合わせも増え、売上が伸びた会社も多かったですよね。
だからこそ「もっと大きくしよう」と動いた会社も多いはずです。
ですが、急拡大にはリスクがあります。
売上が増えても、利益や現金が残っていないケースは本当に多いです。
特に借入を使って拡大している場合、キャッシュが止まると一気に危険になります。
③ 借入が多い会社
借入そのものが悪いわけではありません。
ですが、今後のように“先が読めない時代”では、返済負担が重くのしかかります。
入金が止まっても、返済は止まりません。
これはかなりキツい。
特に設備投資や広告投資を大きくしている会社ほど注意が必要だと思います。
④ 広告費依存の会社
最近はリスティング広告やポータルサイト依存の会社も増えています。
もちろん広告は大事です。
ただ、広告依存が強すぎると「広告を止めた瞬間に問い合わせゼロ」という状態になります。
さらに今後、広告費はもっと上がる可能性があります。
問い合わせ単価が高騰しても止められない。
これもかなり危険です。
だからこそ今後は、
Google口コミ
施工ブログ
YouTube
Instagram
地域密着の発信
など、“積み上がる集客”が大事になってくると思います。
⑤ 下請け依存の会社
下請け中心の会社も注意が必要です。
元請けの状況次第で、
単価
支払いサイト
仕事量
全部変わります。
さらに今後、元請け側が厳しくなれば、そのしわ寄せは下請けへ来ますよね。
実際、
「材料費は下請け持ち」
「支払いサイトが長い」
「値上げ分を吸収できない」
そんな話も増えています。
だからこそ、“少しずつでも自社集客を持つ”ことが本当に大事だと思います。
逆にこれから残るのはどんな会社か?

個人的に、これから残るのは“派手な会社”ではないと思っているんです。
残るのは「辛抱強く続けられる会社」です。
無理に拡大しない。
職人を抱えすぎない。
固定費を増やしすぎない。
そして“すごく儲からなくても負けない経営”をしている会社。
これがめちゃくちゃ大事になってくると思います。
「勝つ経営」より「負けない経営」

昔は、
売上を伸ばす
人を増やす
店舗を増やす
拡大する
これが成功みたいな空気がありましたよね。
もちろん、それが悪いわけではありません。
ですが今後は「いかに長く生き残るか」の方が大事になると思います。
毎月めちゃくちゃ利益が出なくてもいい。
でも、
キャッシュが残る
無理がない
会社が潰れない
家族を守れる
職人を守れる
そういう経営の方が強い時代に入っていく気がしています。
材料不足や値上げ問題は、すぐには改善しないかもしれません。
だからこそ今後は「攻め続ける会社」より「耐えながら続けられる会社」が残っていくと思います。
無理に拡大しない。
固定費を増やしすぎない。
下請け依存を減らす。
自社集客を少しずつ増やす。
そして、“すごく儲からなくても負けない経営”を目指す。
これが、これからの塗装業界では本当に大事になるのではないでしょうか。

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