お客さんが、塗装業者に求めるのは金額だけではありません。
知識、技術、経験値も求めています。
元請けとして食べていくには案件の質を高める
元請けとして食べていくためには、直接受注が必要です。
施工完了をしたあと、対価としてお金を得ることで、食べていけます。
これは下請け当初も同じで、どうやって対価を得るか、今後もずっと考えていかなければいけません。
ただ、
・この案件、つまんないけど、売上になる
・この元請けと仕事をするのは大変だけど、お金にはなる
・工期はめちゃくちゃかかるけど、お金になる
などといったときは、判断が非常に難しくなります。
もちろん、下請けでは金額よりも今の元請けの紹介重視で仕事を選ぶことができません。
しかし自分が元請けになったときに、案件を断れるか・やめることができるか。
請ける案件の質を自分で見極め、高くしていかなければいけません。
売上を高くするには経験値が必要
売上を毎月一円でも高くするためには、経験値が必要です。
・この施工をすれば、新たな視点が得られる
・案件を通じて、自分のスキルを伸ばせる
・大変な現場だけど、やり遂げればより強くなれる
といったように、経験値が多い現場は、自分の技術、知識を高めてくれます。
ただ下請けを淡々とこなしていても、レベルアップはできません。
レベルアップするのは、高い意識を持ち、経験値がたまったときです。
レベルアップができる案件を請けるかどうかで悩むのが、「売上は少ないけど経験値が高い現場」。
しかし、その割合が高くなりすぎると、きつくなり食べていけなくなります。
そうならないためにも、毎月の売上を見直してみて、
・この現場は経験値重視
・この現場は売上重視
・この紹介は経験値もお金も得られる
といったチェックをしてみましょう。
経験値&高い利益を実現するには
理想は、経験値も高い売上も得られる案件でしょう。
その理想を実現するのに必要なのは、「自社案件をとる力」です。
下請けなら、この「自社案件をとる力」はありません。
案件を直接とるには、HPでメニューを作り、直接依頼していただかなければいけません。
楽ではない道ですが、ここを切り開くと、経験値&高い利益を目指しやすくなります。
自分で、「このくらいの経験値と利益を得る」と決めて、案件内容や値段をコントロールできるからです。
だからこそ
・HPを出す
・施工ブログを書いて見込み客を増やす
・広告費を毎月かけていく
・お客さんフォローで2次、3次の受注につなげる
といったことをやっていきましょう。