あなたは、
「下請けをずっと続けていて、このままで本当にいいのだろうか」
「もっと自分の技術を評価してもらいたい」
「家族との時間を増やしたい。でも現場ばかりで、先が見えない」
など不安なことはありませんか?
こうした思いを抱えながらも、いざ元請けとしてお客様から直接仕事を受けようとすると、不安が先に立って足が止まってしまう。
そんな職人さんは、実はとても多いです。
これまでのやり方でなんとか食べてきた。けれど、この先何十年も同じように働き続けられるのかと考えたとき、「変わらなきゃ」と感じる瞬間があると思います。
ですが、その一歩を踏み出すには「不安の正体を知ること」が大切です。
今回は、外壁塗装職人が元請け化を目指す上でよく感じる不安と、それをどう乗り越えていけばいいのかを一緒に整理していきます。
目次
下請け業者が“元請け化”に感じる5つの不安
元請けになるというのは、単に「お客さんと直接契約する」という話ではありません。
価格設定や契約業務、クレーム対応、集客など、自分がすべての責任を背負う立場になるわけです。
だからこそ、多くの職人さんが以下のような不安を感じています。
1. 集客できるか不安
下請けであれば、元請けから仕事を振ってもらうだけで現場が埋まっていきます。
でも元請けになると、「自分でお客さんを見つける必要がある」と思うと途端に不安になるのです。
「営業トークなんて苦手」
「そもそもどうやって集客すればいいのかわからない」
「近所に塗装店がたくさんあるのに、自分が選ばれるはずがない」
このような声をよく耳にします。
2. 価格の設定が難しい
見積もりを出すときに、「安くすると利益が出ない、でも高いと断られそう」と悩む方も多いです。
元請けとして価格を決めるというのは、自信や根拠がないとすごく怖いものです。
「こんな値段を出していいのか?」「他の業者と比べられたら…」と、迷いが生まれます。
3. クレーム対応や契約関係の責任が重くなりそう
下請けの立場であれば、元請けがクレーム対応や契約まわりを担ってくれます。
しかし、元請けになると自分がすべてを対応しなければいけないため、「万が一のトラブル」が怖くなるのです。
「工事後にクレームが来たら…」
「契約書ってどう作ればいいの?」
「保証ってどこまでつけるべき?」
こうした不安が行動を止めてしまいます。
4. ホームページやSNS発信が苦手
集客の手段として、今やホームページやSNSは欠かせませんね。
でも
「パソコンは苦手」
「文字を書くのが苦手」
「何を投稿すればいいのか分からない」
という声は非常に多いです。
・ホームページを作るお金がない
・ブログを書く時間がない
・見てもらえる気がしない
と、発信を始める前からあきらめてしまう方もいます。
5. 今の元請けとの関係が悪くならないか心配
今までお世話になった元請けに対して、「自分が元請けになったら気まずいのでは?」と気にする職人さんも少なくありません。
「干されたら困る」
「付き合いが悪くなりそう」
「恩を裏切ることになるのでは?」
そんな気持ちが、元請け化への一歩を鈍らせるのです。
実は多くの職人も同じ不安を抱えていた
ここまで読んで「自分だけじゃなかったんだ」と思った方もいるのではないでしょうか。
実は、元請けとして活躍している多くの職人さんも、最初は同じ不安を抱えていたのです。
「最初の問い合わせが来るまで半年かかった」
「ブログを10本以上書いて、やっと電話が鳴った」
「元請けにバレるのが怖くて、こっそり発信していた」
今でこそ自社物件を中心に仕事をしている職人さんたちも、最初からうまくいったわけではありません。
少しずつ、試行錯誤を繰り返しながら前進してきたのです。
つまり、大事なのは「完璧にやろうとしないこと」。
できることから、小さく始めればいいのです。
不安を乗り越えるために、今すぐできる4つのこと
では、どうすればその不安を少しでも軽くして、元請け化への一歩を踏み出せるのでしょうか?
以下に、今すぐ取り組める具体的なアクションをご紹介します。
1. ブログやSNSで「仕事への想い」を発信してみる
営業が苦手な職人さんでも、「現場で何を考えて仕事しているか」をブログやSNSで発信するだけで、共感を得ることができます。
・この色を選んだ理由
・外壁塗装でよくあるトラブルと対策
・お客様の喜びの声
こうした投稿が信頼を生み、少しずつお問い合わせにつながっていきます。
最初は施工写真に一言コメントを添えるだけでも十分です。
2. 適正価格を「根拠」とともに提示する
価格に自信が持てないのは、理由が曖昧だからです。
・地域の相場と比較した適正価格
・使用する塗料の特徴
・自分の施工スタイルのこだわり(3度塗り、丁寧な養生など)
こうした「価格の根拠」を明確に示すことで、お客様も納得して契約しやすくなります。
3. 契約・トラブル対応はフォーマット化する
契約書や保証書なども、ネット上にテンプレートがあります。
それを活用すれば、最低限のリスク回避は可能です。
また、クレーム対応のマニュアルを作っておくことで、万が一のときも慌てずに対応できます。
「自分で全部やらなきゃ」と思うとしんどくなりますが、準備しておけば安心して仕事ができるようになります。
4. 元請けとの関係は少しずつ整理すればOK
いきなり元請けとの付き合いをやめる必要はありません。
今は元請け案件が10件、自社案件がゼロ
→ まずは1件だけ自社案件をとってみる
→ 少しずつ比率を「元請け6:自社4」に近づけていく
という形で、徐々に移行すれば、リスクも少なく、精神的にも安定します。
不安の正体がわかれば“次にすべきこと”が見えてくる
不安というのは、正体が見えないからこそ大きく感じるものです。
でも、その中身を一つひとつ分解していけば、「あ、自分にもできそう」と思えることが必ずあります。
・営業が苦手なら、ブログを書く
・契約が不安なら、テンプレートを使う
・集客ができないなら、まずはSNSで発信してみる
そうやって、できることから始めていけば、あなたも元請けとして仕事をしていくことは可能です。
実際に元請け化に成功した職人の声をご覧ください
「本当にできるのかな…?」と思う方のために、実際に下請けから抜け出し、自社物件を増やしていったパートナー業者さんの事例も紹介します。
株式会社大津塗装 様
株式会社ISHIRO 様
あらき建装 様
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