こんいちは。この記事を書いた山縣(やまがた)です。 外壁塗装リフォーム集客支援専門です!
先日、大阪で塗装業をされている業者さんと話す機会がありました。
その方は、こう言っていたんです。
「今年は、売上だけ見たらそこそこあるんですよ」
一見すると、順調そうに聞こえますね。
ところが、詳しく話を聞いてみると、現実はこうでした。
・休みはほとんど取れていない
・毎日体がキツく、疲れが抜けない
・それなのに、貯金はほとんど増えていない
この話、正直まったく珍しくないんです。
むしろ、塗装業界では、よくある話です。
目次
問題は「売上」ではなく「残るお金」

多くの塗装業者さんが勘違いしやすいポイントがあります。
それは、「売上が増えれば、楽になる」という考え方です。
ですが実際は、売上が増えても、必ずしも楽になるわけではないんですね。
本当に大事なのは、手元にいくら残るか。
そして、どれだけの時間と体力を使っているか、この2つです。
売上はあるのに苦しい人の多くは、
「働いた分のわりに、残っていない」状態に陥っています。
安い単価の仕事ほど、実は一番キツい

ここで、一度冷静に振り返ってみてください。
単価が安い仕事ほど、こんな特徴はありませんか?
・工期がタイトで時間がかかる
・細かい要望が多く神経を使う
・追加やクレームなどトラブルが起きやすい
つまり、一番疲れるのに、一番儲からない仕事になりやすいのです。
しかも、そういった仕事に限って「次も同じ条件でお願いします」と言われがちです。
「安いから仕事がある」は長く続かない

「値上げしたら、仕事が減るんじゃないか」
そう不安に思う気持ちは、よく分かりますよ。
特に、これまで安さで仕事を取ってきた人ほど、値上げには強い抵抗がありますね。
でも、現実を見てみてください。
安さで取った仕事は、長く続かないケースが多いというのが、実情ですよね。
・もっと安い業者が出てきたらすぐ切られる
・条件はどんどん厳しくなる
・価格以外の評価をされていない
結果として、忙しさだけが増え、楽にはならない働き方が続いてしまいます。
売上を追うほど苦しくなる人の共通点
売上を必死に追いかけている人ほど、こんな状態に陥りがちなんです。
・仕事を断れない
・条件が悪くても引き受けてしまう
・常にスケジュールがパンパン
一見すると「仕事熱心」ですが、経営的に見ると、かなり危険です。
なぜなら、選ばずに仕事を取る=消耗戦になっているからです。
楽になる人は「やらない仕事」を決めている

一方で、同じくらいの売上でも、比較的余裕を持って働いている人もいます。
その違いは何かというと、断る仕事を決めているかどうかです。
例えば、
・単価が合わない仕事は断る
・無理な工期の仕事は受けない
・神経をすり減らす相手とは距離を置く
これだけでも、仕事の質は大きく変わりますね。
単価を「少し」見直すだけでも世界は変わる

いきなり大幅な値上げをする必要はありません。
・1件あたり数万円上げる
・工程が増える場合は必ず追加をもらう
・安く請けていた内容を見直す
これだけでも、同じ売上でも、体力・時間・気持ちの余裕は全然違います。
ムリな条件を飲まない勇気

楽にならない最大の原因は、ムリな条件を飲み続けていることかもしれません。
「今回だけだから」と言われる
「次もあるから」と期待させられる
「他も安くやってるよ」と圧をかけられる
こうした条件を飲み続けると、いつまでも立場は変わりません。
楽にならないのは
能力の問題じゃない
ここで、ひとつ大事なことを伝えたいです。
頑張っているのに楽にならないのは、あなたの能力が低いからではありません。
多くの場合、お金の取り方・仕事の選び方の問題です。
腕がある人ほど、安く使われているケースは本当に多い。
一度「お金の取り方」を見直してみよう
もし今、
・売上はある
・でも全然楽にならない
・将来に不安がある
そう感じているなら、一度立ち止まって考えてみてください。
「この仕事、本当に割に合っているか?」
「この単価で、あと5年続けられるか?」
答えが「NO」なら、見直すタイミングかもしれません。
売上よりも「残り方」を考える
売上がある=成功ではありません。
どれだけ体を使っているか
どれだけ時間を失っているか
最後にいくら残っているか
これをセットで考えてこそ、本当の意味での「安定」です。
頑張っているのに楽にならないなら、方向を少し変えるだけで、未来は大きく変わります。
まずは、仕事の選び方とお金の取り方、ここから見直してみてください。
やってみて!

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