あなたは、ポータルサイトを利用していますか？
最近「ポータルサイトからの紹介がめっきり減った」そんな声を個別相談を受けていると耳にすることが増えてきました。
たとえば「外壁塗装の窓口」を利用していた多摩地域の塗装業者さんは、毎月10件あった紹介が4件程度に激減したそうです。
これは単なる一時的な波ではなく、業界全体に広がっている大きな流れだと言えるでしょう。
これまで紹介だけに頼って経営を続けてきた業者にとって、これは大きな打撃です。
もしこのまま何の対策もせずにポータルサイトに依存し続けるなら、近い将来「仕事が取れない」「売上が安定しない」という深刻な事態に陥る可能性があります。
では、なぜ外壁塗装ポータルサイトの紹介は減っているのでしょうか。そして、これからの塗装業者はどのような集客の仕組みを整えるべきなのでしょうか。
本記事では、その理由と解決策についてわかりやすく解説します。
目次
動画でも解説
ポータルサイト紹介が激減している現状
外壁塗装のポータルサイトは、これまで「お客様と業者をつなぐ窓口」として広く利用されてきましたね。
施工店からすれば、自分で広告を打たなくても一定の案件が紹介されるため、営業コストを大幅に削減できるメリットがありました。
しかし近年、その紹介数が急激に減少しています。
・以前は毎月10件以上の紹介が今では4件以下に減っている
・登録業者は多く成約率が下がっている
・価格競争に巻き込まれ、利益が取りにくくなっている
こうした現象は一部の業者に限った話ではなく、全国的に広がっている傾向です。
つまり「紹介頼みの集客モデル」が、今まさに限界を迎えつつあるのです。
なぜ紹介が減っているのか？その背景
紹介数が激減している理由は、いくつかの要因が重なっています。
1. 競合の増加
ポータルサイト自体の認知度が高まった結果、参入する業者が急増しました。そのため、同じ紹介数をより多くの業者で分け合うことになり、1社あたりの紹介件数はどうしても減少してしまいます。
2. ポータルサイト運営側の方針転換
広告費の高騰や運営方針の変化により、紹介システム自体が縮小されているケースもあります。かつてのように大量の案件を配分するモデルが成り立たなくなってきているのです。
3. お客様の検索行動の変化
近年のお客様は、ポータルサイトだけでなく、Google検索や口コミ、SNSの情報を参考にして業者を選ぶようになっています。
「外壁塗装 ○○市 評判」「屋根塗装 価格 比較」などで検索し、直接公式サイトやブログを見て判断するケースが増えているのです。
こうした背景から、ポータルサイト経由での紹介に依存する仕組みは徐々に機能しなくなってきています。
紹介だけに頼る危険性
紹介数の減少は「紹介依存型の経営モデルのリスク」を浮き彫りにしています。
・紹介が減れば即売上が減る
・自分でお客様を集められないため常に不安定
・案件が安く叩かれ利益が出にくい
・突然ポータルサイトが閉鎖したら一気に仕事が途絶える
特に小規模の塗装店や一人親方の場合、紹介が止まる＝経営が立ち行かなくなるケースも珍しくありません。
これまで「紹介があるから大丈夫」と思っていた業者ほど、依存のリスクは大きくなっています。
これからの集客は「自社ホームページ」がカギ
では、紹介頼みから脱却するためにはどうすればいいのでしょうか。答えはシンプルで、自社のホームページを強化して集客力を高めることです。
・24時間365日働く“営業マン”
・SEO対策で地域のお客様から直接検索される
・施工事例やブログ記事で信頼を積み上げられる
・問い合わせが自社にダイレクトに届くため利益率が高い
たとえば「○○市 外壁塗装」で検索したときに自社サイトが上位表示されれば、ポータルサイトを通さずに見込み客を獲得できます。
自社集客を強化した業者
国立市にあるパートナーのあらき建装さんは、以前はポータルサイトを利用していましたが、現在は自社ホームページを強化して、自社集客に成功されています。
有益なブログ記事を更新し、施工事例を写真付きで紹介するだけで、毎月平均3件の成約、自社物件6割までになりました。
このように、自社ホームページを育てることは「紹介の減少を補う」だけでなく、「将来の安定経営」に直結するのです。
まとめ：ポータル依存から脱却しよう
外壁塗装ポータルサイトの紹介が減っているのは、業界全体の流れです。
・競合増加
・運営方針の変化
・お客様の行動変化
これらを踏まえると、ポータルに依存したままでは経営は不安定にならざるを得ません。
これからの時代に必要なのは「自社で集客できる力」です。
自社ホームページを軸に、
・SEO
・施工ブログ
・口コミ
・SNS
を組み合わせることで、ポータルに頼らなくても安定した案件を獲得できるようになります。
紹介はあくまで“補助”。本当に守るべきは、あなた自身の会社の集客基盤です。
早めに行動した業者ほど、数年後の安心を手にすることができます。
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