現在日本は、住宅についての考え方が大きく変わっていく転換期にあります。
2009年に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」によって、
住宅は30-40年での建て替えを前提とするものから、長く大切にメンテナンスをしながら住み続けるものに変わりつつあります。
どこまで建築技術が向上して、新工法が生まれたとしても、住宅には定期的なリフォームが必要です。
景気に左右されやすい新築住宅の市場と比較して、住宅のリフォーム市場はいまの日本では珍しい拡大市場であるとも言われています。
結局損するのはいつも下請けのあなた
あるマーケティング会社の調査によると、リフォーム市場の中でも塗装リフォームは約20%を超える高い割合を占めています。
リフォームが不要な建物はない、そう考えると塗装の仕事は今後途絶えることがなく、
今下請けでも仕事ができていれば、今後10年は問題なく仕事ができるだろう。
そのように考えてはいませんか?
しかしこれは塗装業界全体の大まかな動向予測です。
今後リフォーム市場の拡大が予測されるということは同時に、競争も激しくなるということです。
そうすると塗装業の下請けに待っている現実というのはどんなものでしょうか。
塗替えを必要とする一般の人たちも昨今のインターネットや一括見積もりサイトの登場によって、賢くなりつつあります。
あなたがもし建設会社やホームメーカー、工務店の下請けに入って仕事をしているとしたら、
あなたの元請けの会社は今後激しい価格競争に晒されることになるでしょう。
その価格競争のしわ寄せを受けるのは、下請け。
これはどこの業界でも共通です。
よりお客様に安い見積もりを出すために、下請けに払う金額は1円でも安くと要求をしてくるかもしれません。
コストカットにも限界があります。
利益度外視で仕事を続けていては、この先塗装業で生計を立てていく事が難しくなります。
元請けを通さずに直接仕事を取るための方法
なので、今回は元請けを通さずに自社での仕事の取り方を紹介しましょう。
1、地道に訪問営業やチラシをまいて仕事を取る
2、一括見積もりサイトやポータルサイトに登録する
3、自社のホームページで集客をする
これらの方法が一般的には浮かんできます。
そこで現実的に実現の確率が最も高いのはどの方法でしょうか。
訪問営業やチラシについては、やはり受け取る側の消費者がどんどん賢くなってきています。
今は「塗装業」で検索すると、塗装業の訪問販売に騙されないためにはといった情報がすぐに出るくらいです。
また営業やチラシの専門家ではないあなたがこれらの方法を行っても、
今後競争が激しくなる業界で仕事を勝ち取るのは難しい状況だと言えます。
近年はリフォームをする際に、見積もりサイトやポータルサイトを使って地元の業者を探すという人も多いです。
しかし、ここでも結局価格競争の問題はついて回ります。
一般の人は比較する材料は価格くらいしか知りません。
結局は利益の低い仕事ばかりを続けることになってしまいます。
その点自社のホームページで集客ができればどうでしょう。
あなたの専門知識や仕事へのこだわりが分かるホームページにしていくことで、
専門性を求めている塗替え見込み客が集ってきます。
見積もりサイトやポータルサイトなどに登録した時にも自社のホームページへ誘導することができれば、
価格競争に巻き込まれずに選んでもらうことができます。
今後成長市場と言われる塗装業を続けていこうと考えたときに最も有効なの方法の一つが、
自分たちの提供するサービスを選んでもらう場所=ホームページを持つことなのです。