あなたは、言い訳をしたことはありますか?
「元請けの単価が安いから」
「天気が悪くて現場が進まないから」
「地域にライバルが増えすぎて」
など、塗装業をしていれば、つい口から出てしまう言い訳。
でも、それを言っているうちは、現実は何も変わりませんね。
目次
「全部が自分のせいじゃない」は確かに正しい

確かに、天気もあるし、景気の波もある。
どうにもならないことが存在するのは事実です。
だからといって、すべてを自分の責任だと背負う必要はありません。
ただ、「自分が変えたい」と思っていることに関しては、話が違います。
もし心のどこかで
「もっと稼ぎたい」
「下請けから脱却したい」
「職人を雇って会社を大きくしたい」
と本気で思っているなら、その願いを叶えるのは、環境でも、天気でも、元請けでもなく、“自分自身”しかいないんです。
「外の要因」を探すクセを手放す

たとえば
・暑いから売上が下がった
・相見積もりで負けた
・口コミで悪口を書かれた
こうした出来事は、すべて外部の要因です。
しかし、そこに原因を求めるクセがつくと、一生「変われない理由」を作り続けてしまうんです。
「8月は暑かったから売上が落ちた」と言っているうちは、経営者ではなく“被害者”のままです。
本気で経営をするなら、「それも含めて、どう動くか」を考えなければなりませんね。
見越して動くのが経営者の思考

経営者とは、トラブルや不利な条件を“前提”として動ける人のことです。
・夏に反響が減るなら春に広告を打つ
・天候に左右されるなら、スケジュールを柔軟に組み替える
・閑散期に備えてリピーターや紹介が自然に生まれる仕組みをつくる
どれも当たり前のようで、実践できている人は意外と少ないです。
でも「全部自分の責任」と思える人は、環境そのものを整えようとします。
そして、その姿勢こそが“経営者としての成長”なんです。
「自分に責任がある」と思えた瞬間、未来が動き出す

もし今、あなたが「これは変えたい」と心から思うことがあるなら、どんな結果になっても「自分の責任だ」と受け止めることから始めてください。
すると、不思議なことに、少しずつ物事が前に進み始めます。
なぜなら、人は「自分にできること」に集中できたとき、最も力を発揮できるからです。
他人や環境を責めているうちは、エネルギーが外に逃げてしまいます。
しかし、“責任を自分に戻す”と、そのエネルギーはすべて「行動」に変わるんです。
小さな行動が、未来を変える

・チラシを100枚配る
・Googleマップに現場写真を1枚投稿する
・施工事例ブログを1件だけ更新する
たとえ小さな行動でも、すべてが「自分の意思で動いた証」です。
その積み重ねが、半年後・1年後のあなたの現実を作ります。
成功している塗装店ほど、この「小さな積み重ね」を軽視しません。
彼らは“たまたまうまくいっている”のではなく、“変わるための努力”を日常の中で続けているんです。
「言い訳をやめる」と、自由になれる

経営の厳しさを痛感する日もあるでしょう。
理不尽なことも、予想外のトラブルもある。
それでも、「自分にできること」に意識を向けた人だけが、未来を変えるチカラを手にします。
「元請けのせい」「景気のせい」にするのは、今日で終わり。
本気で変えたいなら、まずは自分の手で動く。
たったそれだけで、あなたの人生も、会社の未来も、確実に動き始めます。

コメント