あなたは、ホームページ集客のために「高品質なコンテンツが大事」と聞いたことはありますか?
しかし「高品質なコンテンツとは?」と悩む方は少なくありません。
ましてや「低品質なコンテンツ」とはいったいどういう内容だろうと思うはずです。
そこで塗装業のWEB集客によくある低品質コンテンツと高品質コンテンツの違いと、高品質なサイトを作るコツについても説明したいと思います。
低品質コンテンツ
低品質コンテンツは、具体的にGoogleが13項目定義しています。4つだけ紹介します。
①コンテンツの自動生成
②価値のないアフィリエイトサイト
③無断複製されたコンテンツ
④他のページに誘導する目的のドアウエイページ
コンテンツの自動生成としては、
・Google検索の上位表示のみを狙った、キーワードのみを随所にちりばめたコンテンツ
・人の手によらない記事編集や、他のサイトのコンテンツを盗用したつぎはぎ記事
こういったコンテンツでは、検索の上位表示は出来ないことをGoogleは宣言しています。
コンテンツを見た顧客が、仕事を依頼してくれることがないのも容易に分かるはずです。
Googleは、独自の付加価値のないアフィリエイトサイトを嫌っていると公言しています。
費用をかけてSEO対策業者に無駄なアフィリエイトを貼ってもらう様なことも避けるべきです。あくまでコンテンツの質を高めることに注力することが大切です。
他のサイトの記事や画像などのコンテンツを、無許可でコピーして自社サイトのコンテンツとすることも、Googleは低品質だと判断しています。
もちろんモラルとしても許されず、場合によっては法的に処罰されることも考えられ、こんな行為は絶対避けるべきです。
顧客を特定のページに誘導する目的だけのために作られた価値のないページが、ドアウェイページです。
一般的には全く同じ内容のサイトを地域ページ別に大量に作成し、そこから自社サイトに誘導するという手法が取られています。
こんな手法は悪知恵の範疇であり、全く意味のないことです。もちろん、地元密着の塗装業者には、こうした手法は無縁のはずです。
高品質コンテンツ及びサイトを作るコツ
高品質なコンテンツの定義は明確ではありませんが、Googleの「ウェブマスター向けガイドライン」に沿って、サイトを作るポイントも合わせて説明したいと思います。
自社サイトの集客アップを考えると、どうしても検索エンジンで上位表示されることに意識が向きがちです。
上位表示は大切なことですが、そもそも自社のWEBサイトで情報を発信する意味を忘れていると言わざるを得ません。
本来の目的は、顧客に役立つ情報を発信し、それを見た潜在顧客をファンにし、塗装が必要になった場合には、この業者に依頼しようと思ってもらえるようにすることです。
サイトへの集客アップを考える際には、SEOのテクニックに走らずに、地道に顧客に役立つ情報発信に努め、その中で競合他社との差別化を図ることに注力すべきです。
自社のWEBサイトの独自性・価値・魅力アップを図るためには、専門性と信頼性とそこから生まれる権威性を大切にする必要があります。
その中でも、最も重要なのが専門性です。塗装業においては、塗料に関する豊富な知識、そして経験に裏打ちされた施工技術がこれに当たります。
しかも提供する専門情報は、単なる一般論ではなく、知識と経験をベースにした洞察や見解が織り込まれていることが大切です。
例えば、
・実際に〇〇塗料を使って分かったこと
・タスペーサーには向き不向きの屋根がある
・付帯部塗料はフッソがおすすめな理由
他にもありますが、これが事前に専門知識を持っておきたいと考える顧客を満足させ、また競合他社のサイトとの差別化を図ることにもなります。
先にWEBサイトは専門性に裏打ちされた独自性のあるコンテンツで構成されていることが大切であることを説明しました。
高品質なサイトとするためには、サイト内レイアウトやコンテンツ間の移動が容易で閲覧しやすいことも大切です。
派手でこだわったデザインの場合、コンテンツがサイト内のどこにあるのか分かりづらくなり、閲覧者はストレスを感じて離脱してしまいます。
デザインはとことんシンプルにして、閲覧者が知りたいコンテンツがすぐに見つかるようにすべきです。
Googleは一つのコンテンツの優劣ではなく、こうした視点を含めたサイトの総合で評価していると言われています。
まとめ
「低品質コンテンツ」では、全て上位表示を狙った姑息なテクニカルな手法に関するもので無意味である事を説明しました。
「高品質コンテンツサイトを作るコツ」で、高品質コンテンツでサイトを構成することの大切さと閲覧しやすいシンプルなデザインが、総合的に高品質なWEBサイトであることを説明しました。
顧客に役立つ知識を発信し、その中で競合他社との差別化を図り、WEBサイトの集客を図ることは、自社の強みや他社との差別化ポイントを再認識し、それを訴求していくことなのです。
塗装のWEB集客を高めるためには、マーケティングの基本に立ち返ることも重要と言えます。