あなたは施工技術や知識に関して、こだわっていることはありますか?
こだわることは大切ですが、それが仕事につながるかは微妙なことがあります。
今回、塗装の仕事を減らす間違ったこだわりをお伝えします。
施工技術があれば黙ってても仕事がくる
今や塗装業者は星の数ほどいて、一人親方から何十人と職人を抱えている会社もあります。
みなさん「施工技術には自信がある」と自負しています。やっぱり長年技術を磨き上げていればプロだと思います。
そんな業者から「ウチは施工技術があれば黙ってても仕事がくる」とたまに言われます。
しかし本当にそうだろうかと疑問です。たしかに施工技術があれば仕事はくるかもしれません。
でもそれは、
元請けからの安くてキツイ深夜の店舗塗装だったりしませんか?
遠方のスポット施工で赤字だったりしませんか?
技術力があっても、その仕事に対して納得のいく対価なのでしょうか?
それでも構わないなら問題はありません。でも、元請けからの安くてキツイ仕事に不満や不安があると思います。
技術が高い下請け業者はたくさんいます。元請けが、必ず使い続ける保証はこの先ありません。
もっと安くでやる下請け業者に変更するのはよくある事です。
それならホームページを出してアピールすることは凄く大事になってきます。
その技術力を、もっとたくさんの人に知ってもらう見てもらう、リアルに感じてもらうことで仕事につながります。
塗替え見込み客にとって、業者の技術の見極め見比べは難しいです。だって毎日施工現場をチェックなんてできません。ましてや「あなたは高い技術ですか?」なんて業者に聞けません。
ホームページでアピールをし続けましょう。施工技術が高いだけでは、黙ってても納得のいく仕事は増えません。
相みつ競争はしない
ゆいまるWeb事務所近くに川崎フロンターレのクラブ施設があります。今はコロナ禍で行けませんが、以前は練習を見に行ってました。
プロが集まっているだけあってプレーは激しいです。怒鳴り合い、削り合ってガンガンに練習しています。
ポジションをつかみ取ろうと皆必死。結果を残さなければ、来年契約してもらえるか分からない。
緊迫した雰囲気の中で競争させられていました。私はこの「競争」こそ塗装業に必要だと思っています。
競争があるからこそ、努力して工夫を凝らしてサービスの向上につながります。
駅前にあるだけの店でも、努力しなければ客は入ってくれません。
塗装業もあえて競争を取り入れるべきです。なぜなら相見積もりは当たり前だからです。
「相みつが無駄で嫌」「相みつは安く叩かれる」と言ってくる業者の方がいます。それだといつまでたっても元請けの安い仕事しかないです。
安い仕事でも構わなければいいですが、不満不安はなくなりません。
不満不安をなくすためには、変化を恐れずマンネリを打破し競争原理に挑むべきです。
切磋琢磨こそ、お客様満足につながり自分に返ってくるんです。モチベーションが上がり、もっと技術や知識を向上して客に提供したくなります。
その繰り返しが自分の成長になるんです。ゆいまるWebはパートナー業者さんにはガンガンに競争させています。
競争があるからこそ、集客アップになり多くの売上げ利益につながっています。
施工実績がないからホームページは出さない
以前、個人塗装業者から「ホームページを出したいけど自社の施工実績がないから出さない」の相談がありました。
これってよくある相談です。でも施工実績がなくても解決方法があります。
・元請けに了解を取って事例として載せる
・施工技術と知識を載せる
元請けに了解を取って施工事例として載せてる業者がいます。
ちゃんと元請け現場と伝えて「実績」ではなく「事例」として紹介する方法です。
他には、自分の施工技術と知識を載せる方法です。屋根外壁の施工技術だったり塗料の知識や効果など。
自分の施工技術や知識なら、どんどん紹介することができます。なので施工実績がないからホームページは出さないはもったいないです。
実際にサーモグラフィーのブログを見て、お問い合わせ契約につながったパートナー業者がいます。
「施工前→施工後」の写真がなくても大丈夫です。見込み客の悩みや不安を解決解説できるコンテンツがあれば集客はグッと高くなります。
まとめ
塗装の仕事を減らす間違ったこだわりをお伝えしました。
自分が良かれと思っていたこだわりが、仕事につながらないことがあります。
昔は良かったけど、時代の流れなどで今は通用しなくなることはあります。
仕事が増えないこだわりは、素直にさっさと損切りすることで仕事は増えるんです。