あなたは、そろそろ塗装独立をしようと考えていますか?
塗装独立後は、自由に時間を決めて働こうと思う方も多いです。
しかし時間がなくなることがほとんどです。
なぜ塗装独立したのに時間がなくなるのか、その理由と対策についてまとめてみました。
塗装の仕事が楽しいから
まず「塗装の仕事が楽しい」が、時間がなくなる理由の一つです。
・塗装の知識、技術が学べる仕事
・自分のスキルが試せる仕事
・でかい現場の仕事
・工期が組みやすい仕事
・売上が多い仕事
・以外と利益が多かった仕事
・早く終わる仕事
などの楽しい仕事は、やりがいもあり時間を忘れてやってしまうものです。
独立前の仕事は、日当が安くてキツイので楽しくなかったかもしれません。
しかし独立後は
・ちゃんとした元請けからの依頼
・気が合う職人からのサポート依頼
・個人客からの戸建塗替え依頼
など、好きな仕事の依頼を請ける可能性があります。
嬉しく楽しいので、ついついやりすぎてしまい、時間がなくなるのも仕方ありません。
しかしながら、楽しいことは塗装の仕事だけではありません。
塗装の仕事以外にも楽しいことはあるはずです。
・自分の趣味
・家族と旅行
・子供のイベント
仕事だけをひたすらやっていたら、こういったことができなくなります。
楽しい仕事だからこそ制限しないと、ついついやりすぎてしまいます。
そして気づけば、身体や心を壊す可能性だってあります。
なので、
・仕事終わりの時間を決める
・積極的に週休2日にする
・先にプライベートの予定を入れる
などといった方法で、仕事を制限しておきましょう。
仕事をやればやるほど売上になるから
塗装の仕事は、やればやるほど売上になりますね。
もしアルバイト時給で現場で働いていると、働けば働くほど給料は上がり、無理をしてまで仕事の予定をみっちり入れてしまいがちです。
お金になり、会社に貢献できるのでやりがいもありますが、その状態からは早く抜け出したほうがいいです。
塗装の仕事をすればするほど入ってくるお金は、あくまで『今のお金』です。
独立後は『将来のお金』も大切なんです。
今の目の前のお金だけを見ていると、食べていけなくなるリスクがあります。
また『塗装の仕事をすればするほどお金が入ってくる』という状態だけでいいのかどうか。
・下請け仕事以外のことをする
・下請けのままでいいのか考える
・将来の元請けになれるかイメージする
など、今は良くてもリスクを考えて、この先の対策もしておきましょう。
「塗装の仕事をした分だけお金が入ってくる」という状態ではなく「セーブしてもお金が入ってくるしくみ 」も作っておいたほうがいいです。
それは『今の仕事の時間当たりの売上を増やす』ことです。
近年、職人不足や物価高でコストは上がり続けています。
ラーメンの1000円の壁ではないですが、塗装業も塗替え料金を上げていかなければ、利益が増えず苦しむだけです。
時間当たりの売上を増やすには、思い切って適正価格にして、仕事の効率化することを徹底して考えましょう。
漠然とした不安になるから
塗装業で独立した後は、漠然とした不安になることはあります。
・突然仕事が安定しなくなる
・元請けの業績が悪いとウワサを聞いた
・若いころのような元気がなくなった
などがあると、なんだか不安がドッと出てきます。
その不安を解消するために、
・安くてキツイ仕事
・利益がまったくない仕事
・元請け都合の仕事
・元請けが悪いトラブル対応の仕事
・県外へ出張の仕事
などを、がむしゃらに働くと時間がなくなってしまいます。
不安に思わないほど働けば、確かに不安はなくなるかもしれません。
しかし、それは不安を解消しているわけではなく先送りにしているだけです。
不安と向き合うためにも『将来のことを考える時間』も欠かせません。
将来のために、視野を広げることもやったおきましょう。
不安だからこそ将来に視野を広げて、
・今は売上にならないけど、将来は売上につながる仕事
・好きで得意で、本当はやりたいこと仕事
・売上になるけど、本当はやめたい仕事
などといったことをしていきたいものです。
そして『仕事量を増やしすぎて仕事の質が落ちてしまう』ことも避けたいです。
仕事の質が落ちたり、学びを怠ったりすれば、結果的に将来食べていけなくなることだってあります。
だからこそ『下請けの仕事だけ』をしないようにしましょう。
・集客用ホームページ作成
・施工ブログを書く
・チラシを撒く
などをやり、自社でも仕事を増やせるようにしておけばリスクヘッジになります。
今だけの不安をなくすか、将来の不安もなくすのか。
今だけではなく将来も食べていく以上、将来の不安もなくしていきたいものです。
自分の時間がなくならないよう、今と将来、時間とお金や仕事のバランスをとっていきましょう。