あなたは、これ以上下請け仕事を請けたくないと思ったことはありますか?
安くてキツイ、それでいて理不尽なことも対応しなくてはいけないと「もう嫌だ」と思っても仕方ないです。
そんな下請けの仕事量が増えると、すぐに『限界』がきてしまいます。
一人ならなおさらです。
そんなときどう対処するかを3つにまとめてみました。
1.受注を止めてみる
「もうこれ以上下請け仕事を請けたくない!」となったとき『受注を止めてみる』という方法があります。
・元請けの安くてキツイ仕事
・元請けトラブルの対応させられる仕事
・県外へ泊まり込みの仕事
・休みが取れない仕事
など、こういった割に合わない仕事は増えることはあってもなくなりません。
そうなると、今の仕事をこなしたらいったん止めて、また受注再開すればいいでしょう。
無理をして仕事を請けて、ミスが増え、工期の遅れがあってはいけません。といっても、せっかく依頼があったので、断るのは忍びないものです。
一度断ると、スネて仕事をくれなくなる元請けがいます。そうなると「食べていけなくなるかもと不安になり、やっぱり断れない」となる方がいてもしょうがないかなと。
ただ勇気を出して断らないと、元請けに全てを搾取され続けます。
2.日程を調整する
受注を止めるのが不安なら『日程を調整』してみてはどうでしょうか?
元請けの仕事、新規の客、それぞれで調整することはできます。
これはゆいまるWebもある程度調整しています。
それでも、希望の日時よりお待たせするのは、1週間ぐらいかなという感覚です。
・今週は厳しいけど来週ならできる
・来週はちょっとむずかしいので再来週なら
くらいの予定の空き具合にしています。
「明日、大丈夫ですよ」はもちろん「今日の夜なら大丈夫ですよ」ということも多いです。
これは、待ってでも利用したい、買いたいくらいに『サービスを高める』ことは大事になってきます。
・他にない施工技術がある
・この地域で〇〇塗料を使える認定施工店だから
・実績が豊富で口コミ評価が高い
など、差別化できれば、主導権はこちら側になります。
日程を自分でコントロールできれば、仕事が増えすぎることはありません。
3.頑張る改善する
それでも下請けの仕事量が増えてきたときに、ある程度『頑張る』のも大事です。
頑張るというのは、
・受注を止める
・日程を調整する
といったことをせずに、仕事をしっかりとこなすことです。
しんどくなって「やばい!」となったときでも、頑張ることで強くなれます。
その機会に
・「これ無駄だな」を見直す、削ぎ落とす
・仕事量が増えたときの対処方法を練習する
・新たな効率化スキルや工具を試す、導入する
などといったことをやってみましょう。
下請けの仕事量が多いときにこそ、新しいこと、変化を試すチャンスです。
今までのやり方だと無難かもしれませんが、同じような状況になったときに頑張れなくなります。
元請けからの仕事に追われて「これ以上仕事を受けられない」というのは、自分のやり方に問題があるんです。
次から受けれるように工夫、実践しましょう。
「これ以上仕事を受けられない」を避けるために
・安くてきつい仕事を請けすぎていないか
・請負い仕事の値段が失敗していないか
・元請けに一度も値段交渉したことがないか
・専門外の仕事まで広げすぎていないか
・限界がすぐにくる仕事を受けすぎていないか
・自分に主導権がない現場の仕事が多くないか
など、見直し工夫すべきことはあります。
売上が増えれば安心するかもしれませんが、利益が低いなら仕事量を増やす意味がありません。
もし望んでいないなら、何かしら工夫、やり方を変えること、自社でも売上の柱をつくるといったことをやっていきましょう。