元請けを目指したほうがいいか、下請けのままがいいか。
それぞれ業者の目標やどうしたいかによります。
100%元請けがすべてではない
100%元請けを目指すことが全てではありません。
自社案件を増やしたほうがいい、増やさないほうがいいというのはありますし、今の元請けの紹介が満足ならそれにこしたことはないです。
自社案件を取ることは、それ相応にリスクはありますし、つらいこともあります。
それでも自社案件の魅力は、利益率が高く自社のお客さんなので、2次、3次の追加受注になったり、10年後も塗り替えリピートしてくれるかもしれません。
自社のお客さんが増えれば増えるほど、先行きのあなたを助けて安定させてくれます。
元請けを目指すほうがいい業者かは2つ比べてみる
集客をサポートする中、元請けを目指したほうがいい業者か、目指さないほうがいい業者かは常に考えています。
そのチェックポイントは次の2つあります。
1 自社案件を増やしたいか
自社案件を増やしたいかどうか。
本人が望まない以上、集客は厳しいです。
「集客したい」
「今の元請けの紹介を減らしたい」
「完全元請けになりたい」
と思う方にしか、自社案件はすすめません。
集客したいのなら、集客したほうがいい業者であり、誰にもとめる権利はないでしょう。
2 元請けが向いているか・下請けが向いていないか
元請けが向いているかどうか。
よく相談がありますが、元請けに向いている人なんてそんなにいません。
あえて言うならば、
・自分(技術や知識、対応の良さ)を売ることができる
・仕事をつくることができる
・自分をコントロールできる
などといったことなんでしょうが、最初からそんな人はいません。
下請けのころには必要なかった、見積もりやアフターフォローをやりますので、元請けになったらそれまでにやったことないことが山ほどでてきます。
元請けが向いているという判断はなかなか難しいでしょう。
それよりも、「下請けに向いていない」というのは、元請けの適正です。
むしろ、下請けに向いていないのなら元請けになるしかありません。
私が独立(元請け)目指した理由もそうでした
・めんどくさい社長(今の元請け)が嫌
・会社で管理職、マネジメントをやりたくない
・自由度を上げたい
・自分の時間をコントロールしたい
・会社のルールに疑問がある
・自分で決めたい
そして、
・収入を高くしたい
といったことがあれば、下請けに向いていません。
元請けになったほうがいい業者です。
元請けを目指すことで成長する
下請けのままで満足ならそれで全然OKだと思います。
しかし下請けのままでは、変化はなく現状維持が続きます。
それなら少しずつでも元請けを目指すことで、成長します。
・自社案件を取るためにどうするか考える
・技術や知識を向上させ、お客対応をしっかりするようになる
・お客さんが満足喜んでくれることで、職人のやる気につながっていく
他にも多く影響していき、会社自体がどんどん良くなっていきます。
会社を少しずつでも成長させていくことで、激戦の塗装業界で生き残っていけます。
元請けを目指すことで、あなたに必要なことが見えてきて、改善、成長し売上につながっていくんです