2019年10月に消費税が10%となり、増税がスタートしました。
これは外壁塗装業界にも直接影響を与えます。
増税した分を負担するのは、いつでも下請けのあなたになるんです。
増税によって負担を強いられるのは下請け業者
一般住宅にしろ大規模にせよ、工事代金はかなりの予算となるので、2%増税でも相当の金額になります。
そのため施主に対して、増税分は値引きをして工事を受注しようとする営業方法が多くなります。
当然、その値引きをした分は、工事業者が負担を負うことになります。
しかし元請けがその値引き分をすべて負ってくればいいですが、現実はそう甘くはありません。
外壁塗装業界においても弱いのは大抵下請けです。
値引き分がそのままダイレクトに、下請け代金に引かれてしまうことがほとんどです。
多くの下請け塗装業者は立場が弱く、元請けからの値下げ「圧力」に逆らえません。
増税で叩かれるのは、どんな時でも下請け塗装業者なんです。
経費も値上がりするので負担がさらに大きくなる
増税した分を値下げする営業は、時間が経つにつれてなくなりはします。
しかし、下請け業者の負担が軽くなるというわけではありません。
消費増税は塗装工事に関係する経費全てを押し上げることになるからです。
塗料やローラー代、養生シート代、工具類などの購入費用が高くなりますので、今まで以上に出費が多くなります。
さらに、足場代や移動のために使うガソリンの価格なども上がることになりますので、全体的に支出が大きくなります。
それに対して、下請け代金はそれに比例して上がることはありませんので、下請け塗装業者が苦しくなる一方です。
自分で収支のコントロールできないところに問題がある
消費税がアップすると、下請け代金が下がると同時に、経費の支出が多くなるというダメージを受けます。
下請け塗装業者の辛いところは、この収支の額を自分たちでコントロールできないところです。
増税で経費がかさむなら、通常は工事代金をその分上げて、利益が下がらないようにします。
しかし、元請けが仕事を取ってきますので、元請けの提示する工事代金でしか仕事を請け負うことしかできません。
仕事をもらえるのは助かりますが、経営という面では苦しい状況を招いてしまいます。
そこで、苦しい下請けという状況を変えるためには、アクションを取ることは大事です。
自社HPで直接顧客を獲得できるようにする
いつまでも下請け業者として厳しい状況を続けるのではなく、自分たちで直接仕事を取れるようにアクションを取っていくことは大事です。
しかし、営業社員を雇うというのは、人件費などの関係で難しいところもあるでしょう。
そこで効果的なものは、自社ホームページを作って集客をするという方法です。
自分で直接仕事を受注することができれば、受け取る工事代金を利益がキッチリと上がるような額にすることができます。
また、元請けに吸われてしまう中間マージンもなくなりますので、より収入をアップさせることができます。
下請け業者は何かと負担を強いられることが多い立場にいますので、こうした方法を採って、少しでも独立採算の道を探っていくことは重要です。
もちろん、いきなり独立するというのは難しいので、徐々に直接顧客の数を増やしていき、キツくて安い元請けの仕事を減らしましょう。
下請け脱却のために未来に投資をする
下請け塗装業者の末路は、元請けに安くこき使われて終わります。
少しでもあなたが、下請けに不安不満に思っているなら、今すぐ行動すべきです。
このまま続けても、何も変わらないし誰も変えてくれません。
「下請けは嫌だ。元請けになりたい」と思うなら、一つの行動で変わります。
今のあなたが本気で行動したなら、未来のあなたを助けてくれます。
集客用HP制作で、未来に投資をしましょう。
未来に投資こそ、下請け脱却につながるんです。
下請け脱却したパートナー塗装業者の多くが、下請けから未来に投資をして元請けになりました。
あなたは、元請けになっている自分を想像できますか?
毎月平均4、5件の自社物件があり、3ヶ月先までスケジュールが埋まっているのを。
下請け人生のままか、元請け人生になるかは、あなたの勇気ある行動次第です。